カウンセリングルームなのにどうしてねこ屋なんていう名前なの?

そう思われた方も多いのではないでしょうか。

なので、ブログの第一回目はどうして「ねこ屋」という屋号にしたのかについてです。

 

わたしがカウンセラーの資格をとったばかりの頃、

まだ人からお金をもらってできるレベルではないと思っていたこともあり、

趣味で作っていた創作小説を掲載するサイトでちょっと変わったメールカウンセリングを無料で行っていました。

それは実際にはカウンセリングと呼べるような内容ではなく、

相談者様のお話を基にノンフィクションの小説を作成するというものでした。

一応はお悩みを聞き取る間、来談者中心療法という心理療法を適用してはいるのですが、

本懐としては小説を書いて自分自身の悩みを客観視してプラス思考に感じてもらうというものなので、

お一人に対して大分時間がかかってしまい、長い間効果を実感できないため、

中断を希望される相談者様も多くいました。

結局、本業の仕事が忙しくなり、相談者様が途切れた時を見計らって、そのサイトは閉鎖してしまいました。

その時のサイト名が<寝小屋>というものでした。

 

それから8年くらいは、将来自分の考えるカウンセラーになろうと思いつつ過ごしていました。

 

そして今年、その機が訪れたわけですが……

個人事業での開業を考えたとき、

元々はお子様たちの勉強をみたり、体験活動を行ったりすることを中心とした場所をつくろう!

と思っていました。

カウンセリングの対象者をお子様にしぼり、対話のみではなくセラピー要素のつよい施設にする予定でした。

場所も、事務所を借りるのではなく、自宅で小規模にという計画でした。

 

それで、昔サイトに使用していた名前を今の状況に当てはめ、

自宅では猫を飼っているので、純粋に<猫がいる場所>という意味と、

子どもが寝られる位リラックスできる場所<寝子屋>、

子どもが根付く場所<根子屋>、

という3つの意味をこめて「ねこ屋」という屋号が誕生しました。

 

けれど、いざ開業準備をという段になって、ふと思いとどまりました。

以前からお子様だけでなく親御様も子育ての中でたくさんのお悩みを抱えていらっしゃることと、

親御様と協力することではじめてお子様に本当の意味での成長をさせてあげられるのではないか、

という考えがずっと頭にありました。

それなら!ということで、親と子双方のお力になれるカウンセリングルームに方向転換したんです。

 

結果、ねこ屋は今のスタイルになりました。

 

昨今、民間の学童や放課後等デイサービス、学習塾や個人のカウンセリングルームがたくさんあります。

ですがねこ屋では、学年年齢状況関係なく

親と子という大きな枠組みでご相談に来られる方のお力になれる場所でありたいと思っております。

 

結局のところ、わたしが欲張りなだけという感じでもありますが……

でも、ねこ屋はわたしの夢が詰まった場所なので、
ご相談に来られた方々夢も叶えられる場所にしていきたいと思います。

 

まぁ、「ねこ屋」という店名は全国にいっぱいあって、

検索ヒットし難いんですが……

それでも、とても気に入っている大切な屋号です